【離婚調停とは?】必要な費用と期間、手続きの流れについて解説!

【離婚調停とは?】必要な費用と期間、手続きの流れについて解説!

離婚について

離婚調停とは?

 

離婚調停

 

調停離婚とは「家庭裁判所で行われる調停手続き」のことで、調停委員が夫婦の間に入ってそれぞれの話を聞き、離婚や離婚時の条件について意見をすり合わせてくれます。

夫婦間の話し合いだけでは双方の離婚の合意が得られない、離婚条件に合意を得られないなどの場合、この調停離婚によって離婚を進めていく形になります。

今回は、調停離婚のメリット・デメリット、離婚調停に掛かる費用、調停流れや注意点、有利に進めるためのポイントをお伝えします。

調停離婚のメリット

調停離婚のメリットは以下の通りです。

 

  • スムーズに話し合いができる
  • 離婚裁判では認められない条件で合意できる可能性がある

 

調停離婚では、間に調停委員が入るので、夫婦がお互いに顔を合わせる必要がなくスムーズに話し合いができます。夫婦間の話し合いでは、つい感情が入ってしまい、なかなか話が進まないこともあるので、このような事態を避けるためにも用いられます。

また、調停離婚では離婚裁判では認められないような条件でも成立させることが可能です。

例えば、離婚裁判で離婚が認められるためには「法定離婚事由」が必要ですが、調停離婚では特別な理由がなくても、相手の合意さえあれば離婚をすることができます。

調停離婚のデメリット

調停離婚のデメリットは以下の2つが挙げられます。

 

  • 理想の条件にならない可能性がある
  • 結論に辿り着くまでに時間が掛かる

 

調停委員は、最終的に和解を目指すように話を進めるため、理想の条件にならない可能性があります。例えば、こちら側が200万円、相手側が100万円で慰謝料の同意を求めている場合に、150万円で成立させるなど、必ずしも希望通りにはなるとは限りません。

さらに、調停離婚で結論に辿り着くまでには、約3ヶ月〜1年ほど掛かると言われています

相手側が虚偽の情報を話していたり、内容などで揉めたりした場合に、もっと時間が掛かることも予想されます。

最終的に希望通りの条件にならない可能性もあるなかで、根気強く進めていく必要があります。

調停離婚にかかる費用はいくら?

調停離婚にかかる費用は、基本的に1,200円分の収入印紙代のみです。

収入印紙は申し立ての際に必要になりますが、費用は裁判所によって異なるので、事前に確認しましょう。

その他に掛かるとして、戸籍謄本などを用意する費用や交通費等があります。いずれもそれほど大きい金額ではないので、調停離婚を申し立てる際に、大量の資金を用意する必要はありません。

詳しくは、裁判所の夫婦鑑定調整調停のページでご確認下さい。

調停離婚の流れと注意点

調停離婚は以下の流れで行われます。

 

  1. 家庭裁判所(相手方の住所地もしくは合意により決められた裁判所)に離婚調停を申し立てる
  2. 期日の決定
  3. 離婚調停の初回期日(期日通知書、認め印(シャチハタは不可)、身分証を持参)
  4. 双方の合意が得られた場合は調停調書作成
  5. 双方の合意が得られなかった場合は離婚裁判へ移行

 

申立人は夫婦本人のみとなっているので、子供が「両親を離婚させて欲しい」と申し立てたり、近所の人が「喧嘩の絶えない隣の夫婦を離婚させて欲しい」などと申し立てたりすることは不可能です。

調停離婚を申し立てる際に必要な書類は、主に以下の通りです。

 

▼調停離婚申し立ての際に必要な書類

  • 申立書2通(原本と写し)
  • 戸籍謄本もしくは全部事項証明(3ヶ月以内に発行されたもの)
  • 非公開希望申出書(非公開を希望する場合)
  • 事情説明書(調停を申し立てた経緯についての説明書)
  • 事情説明書(子供に関しての説明書)
  • 年金分割の情報通知書(発行から1年以内)
  • 照会回答書(調停を進行するための参考書類)
  • 連絡先の届出書(裁判所からの送付書類を受け取る連絡先)

 

必要書類は裁判所ごとに異なることがあるので、事前に確認しましょう。

また、調停において一度合意してしまった意見は取り消すことができないので注意が必要です。

調停離婚を無断で欠席した場合はどうなる?

調停離婚を無断で欠席した場合は、出席した人のみ調停に参加することになります。

そのため、先に決まった相手方の意見が優先される可能性が高くなり、自分が不利になるリスクがあります。

また、ほとんど適用された事例はありませんが、法文上では5万円以下の過料に課されると記載されています。

どうしても欠席せざるを得ない場合は「調停期日変更申請」をできるだけ早く行うようにしましょう。決定している調停期日の2週間以上前に申請することが理想的です。

調停離婚を有利に進めるためのポイント

調停離婚を有利に進めるためのポイントは以下の2つです。

 

  • 調停委員から質問される内容を事前に把握しておく
  • 弁護士に依頼する

調停委員から質問される内容を事前に把握しておく

調停離婚当日に、極度の緊張から「言いたいことが言えずに終わってしまった」などという事態を防ぐために、事前に調停委員からの質問内容を把握しておきましょう。

調停委員から質問されることが多い内容は以下の通りです。

 

▼調停委員からの質問内容

  • 2人が出会ってから結婚するまでの経緯
  • 離婚を考えている理由
  • 現在の夫婦関係について
  • 関係が今後改善する見込みがあるか
  • 理想の離婚条件について
  • 離婚後の生活について

 

弁護士に依頼する

調停離婚を弁護士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。

 

▼弁護士に依頼するメリット

  • 調停は平日に行われることが多いが代わりに出席してもらえる
  • 裁判所から求められる資料作成を依頼できる
  • 主張がより説得力のあるものになる
  • 裁判へスムーズに移行可能

 

弁護士が本人の代わりに出席することが可能なので、期日に合わせて有給を取るなど、スケジュールを変更する必要がなくなります。また、申し立てに必要な書類は複数ありますが、弁護士に依頼すれば自分で作成する手間が掛かりません。

弁護士に依頼することで、本人の負担が少なくなるだけでなく、主張にも説得力が増し、調停離婚を有利に進めることができます。

慰謝料の相場等については、以下の記事でご確認下さい。

 

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まとめ

  • 調停離婚とは家庭裁判所で行われる調停手続きのこと
  • 調停離婚のメリットは「スムーズに話し合いができる」「離婚裁判では認められない条件で合意できる場合がある」
  • 調停離婚のデメリットは「理想の条件にならない場合がある」「結論に辿り着くまでに時間がかかる」
  • 調停離婚に掛かる費用は基本的には1,200円の収入印紙代のみ
  • 調停離婚に必要な書類は裁判所によって異なるので事前の確認が必須
  • 調停離婚を欠席する場合は「調停期日変更申請」を期日の2週間以上前に提出する
  • 調停離婚を有利に進めるためのポイントは「調停委員から質問される内容を事前に把握しておく」「弁護士に依頼する」