目次
【探偵の仕事内容】代表的な調査とは
- 浮気調査・不倫調査
- 素行調査
- 身元調査
- 信用調査
- 行方調査
- 企業関連調査
- その他の調査
これから、それぞれの調査について紹介します。
浮気調査・不倫調査
探偵の仕事で最も多い依頼が浮気調査・不倫調査です。配偶者または婚姻者の不貞行為の証拠(裁判で有効な証拠)を押さえます。
浮気調査を依頼することで、浮気・不倫相手の住所や勤務先などの情報も併せて調査し、相手が認めざるをえないような、決定的な情報・証拠を入手することができます。合法的かつ確実に証拠を集めたい方におすすめです。
素行調査
素行調査とは、調査する相手の生活実態を調べる調査で、対象者が「いつ」「どこで」「何をしていたのか」などについて調査します。浮気調査も素行調査の一部に該当し、相手の行動を詳しく調査することで、裁判で有利になる証拠を掴める可能性が高まります。
また、恋人や親族の交友関係など個人の調査依頼に限らず、社員の規則違反や勤怠状況など、企業から素行調査の依頼を受けることもあります。
身元調査
対象者の現在までの勤務先や住所、家族関係などを調べる身元調査は、浮気調査やストーカー被害の対策などに有効です。
浮気調査に利用する場合、浮気相手の身元を知っていることで、慰謝料を請求できたり、浮気相手が逃走しても捕まえられたりと、自分に有利に活用することができます。
また、ストーカー被害に遭っている場合、ストーカー相手の身元を把握していると、十分な証拠として認められ、警察が迅速に対応してくれます。逆に、証拠不十分の場合は、警察が動けないことがほとんどです。
信用調査
信用調査には「個人信用調査」と「企業信用調査」の2種類がありますが、どちらも対象者が信頼に足るかどうかを調べます。
「個人信用調査」は、金融関係の取引や経済状況、近隣からの評価などを調べます。対象者が過去に借金などをしていないか、周りからどのような人物として見られているのか、などの情報が分かります。
「企業信用調査」は、企業間での取引が行われる際に利用され、相手の企業の財務情報はもちろん、経営者に関する詳しい情報などを調べます。
行方調査
行方調査は、親族や友人、恋人などが行方不明、もしくは音信不通になった場合などに、対象者を見つける調査です。
対象者の現在いる住所や状況が把握できるので、浮気調査の際には、証拠を証明するための情報入手を目的として、依頼するケースもあります。
企業関連調査
企業を対象とした企業関連調査は、これから取引する企業や競合他社の情報を入手できる調査です。
表面では分かりにくい社員の様子や経営状況などに関する情報を把握する事で、トラブルの防止や企業が不利になる状況を避けられます。
その他調査
探偵事務所は、これまで紹介した調査以外にも、いたずら調査、ストーカー調査、子どもや高齢者の見守り調査など、さまざまな調査を受けています。
「個人的な問題だけど、警察に頼むほどではない」「どこに相談したら良いのか分からない」など、一人での解決が難しい問題が発生した場合は、探偵事務所に相談してみると良いでしょう。
ただし、探偵事務所では素行調査などの相談を受けた際に、犯罪(ストーカーが対象者を探して欲しい、と依頼してくるケース)や差別につながる恐れがある判断とした場合、調査を引き受けません。
相談や調査の依頼をされた際、対象者との関係を詳しく聞き、違法に該当しないと判断した場合のみ、引き受けます。
探偵と警察・興信所の仕事内容の違い
探偵と警察の違い
探偵と警察との違いは、取り扱うことができる事件の種類です。探偵は、離婚訴訟などの民事事件、警察は犯罪などの刑事事件に関与することができます。
逆に、警察は刑事事件以外に介入することができないので、浮気調査や一般的な人探しなどを依頼しても、事件性がないと認められた場合は対応できません。
探偵と興信所との違い
探偵と興信所は、法律上同じ業種とされており、ほとんど違いはありません。
過去には、興信所が「企業」、探偵は「個人」を対象とした調査を行うことが多いとされていましたが、現在では、興信所と探偵の担当分野の境目が曖昧になっており、明確な違いはなくなっています。
まとめ
- 探偵の仕事の代表的な調査は「浮気調査・不倫調査」「素行調査」「身辺調査」など
- 問題が発生した場合、まずは探偵に相談するのがおすすめ
- 探偵と警察との違いは取り扱う事件の種類
- 探偵と興信所との違いはほとんどない