浮気の慰謝料の相場とポイント

浮気の慰謝料の相場とポイント

2021年4月7日
慰謝料について

浮気の慰謝料の相場

 

浮気の慰謝料の相場とポイント

 

先に結論をお伝えしますと、浮気の慰謝料の相場は、約50~300万円です。

浮気の慰謝料は不貞行為の発覚後の行動によっても異なります。例えば、夫婦関係を継続する場合と別居・離婚をする場合では慰謝料の相場が違います。

以下、それぞれの相場です。

 

  • 夫婦関係を継続する場合・・・約50~100万円
  • 浮気が原因で別居・離婚する場合・・・約100~300万円

 

夫婦関係の継続、別居・離婚以外にも、慰謝料は様々な状況に応じて金額が変化するので、場合によっては相場よりも大きく上回る可能性があります。

浮気の慰謝料の増減条件について、以下で詳しく解説していきます。

浮気の慰謝料増減の条件

浮気の慰謝料は、浮気が原因で離婚をするか?や、婚姻期間の長さ、子供の有無、浮気をされる前に夫婦関係が円満だったか?など、様々な要因を総合的に判断して決定されます。

慰謝料が増減する条件の一例は以下の通りです。

 

▼浮気の慰謝料が増減する条件の一例

増額する場合 減額する場合
離婚するかしないか 離婚する 離婚しない
浮気される前の夫婦関係 円満だった 円満ではなかった
婚姻期間 長い 短い
子供がいるかどうか 子供がいる 子供がいない
慰謝料請求される人の年齢や資産 多い(高い) 少ない(低い)
浮気の回数 多い 少ない
浮気の期間 長い 短い
反省の有無 謝罪がない 謝罪があった
浮気発覚後の行動 浮気をやめていない 浮気をやめた

 

それぞれの項目について紹介します。

離婚をするか、しないか

浮気が原因で離婚をする場合、離婚をしなかった場合に比べて、精神的苦痛・生活への影響が大きいと判断されるため、慰謝料が増額する傾向があります。

慰謝料の相場としては、約100~300万円です。

また、裁判ではなく、話し合いで解決する場合は、離婚が決定していない段階でも、離婚をした際の条件で合意するケースがあります。

浮気をされる前の夫婦関係

浮気をされる前の夫婦関係が円満だった場合は、慰謝料増額の対象になりますが、逆に円満ではなかった場合、浮気による被害は少ないと判断され、慰謝料が減額される可能性があります。

婚姻期間

婚姻期間が長ければ長いほど、夫婦関係の破綻による被害が大きいと想定されるので、慰謝料を高額請求できる要因の一つとされています。

子供の有無

子供がいる場合、浮気によって子供に悪影響を及ぼす・子育て中での精神的苦痛などが考慮され、慰謝料を高額請求できる可能性が高い傾向にあります。

子供の年齢が低い場合は、さらに高額になることもあります。

慰謝料請求される人の年齢や資産

年齢が高い、資産が多い人が金額を多く支払うべきと考えられており、パートナーがこのような条件に当てはまっていれば、慰謝料を高額請求できる可能性があります。

ただし、裁判によっては「慰謝料請求される人の年齢や資産」が、慰謝料金額を決定する際の項目に入っていない可能性もあるので、事前に確認しましょう。

浮気の回数

浮気を1度だけでなく、複数回行っていた場合、慰謝料が増額される傾向にあります。理由としては、浮気回数が多いほど、被る精神的苦痛も大きくなると想定されるためです。

具体的な回数に関しては、1~3回程度は「少ない」と判断され、20回以上も浮気行為を行っていた場合は「多い」と判断されます。

浮気の期間

浮気の期間が長いと、精神的苦痛を受けた時間も長いと想定され、慰謝料が増額する場合があります。

具体的な期間としては「10年以上の浮気期間」であれば、長期間と判断されるケースが一般的です。

反省の有無

浮気をした本人(慰謝料請求された人)が、浮気をされた人(慰謝料請求をした人)に対して、謝罪をしない場合、慰謝料増額の要素になります。

また、以前にも浮気をして二度と浮気をしないことを約束していたにも関わらず、繰り返し浮気をしていた場合、不貞関係解消の約束反故に該当し、慰謝料を増額できることもあります。

浮気発覚後の行動

浮気発覚後に、慰謝料を請求する本人に対して「浮気行為をやめてほしい」「浮気相手と別れて欲しい」と伝えたにも関わらず、拒否し続けた場合も慰謝料増額の対象になります。

また、慰謝料は浮気をした本人だけでなく、浮気相手にも慰謝料を請求することができます。浮気相手に請求する条件などについては、以下の記事を参考にしてください。

 

浮気の慰謝料は不倫相手にも請求できる?

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他にも、浮気相手の妊娠(慰謝料増額の要因)、うつ病の発症など精神的苦痛(慰謝料増額の要因)、退職など社会的制裁を既に受けている(慰謝料減額の要因)、など様々な条件で慰謝料の請求金額は変わります。

 

ここまでいろいろな条件をお伝えしてきましたが、浮気の証拠がなければ、そもそも慰謝料を請求することはできないのでしょうか?

 

慰謝料請求のポイントとは?証拠は必須?

慰謝料を請求する際、裁判からスタートするのではなく、話し合いから始まることが一般的となっており、浮気をした本人が浮気行為を認めた・自白した場合、証拠がなくても、慰謝料を請求することは可能です。

どうしても相手が浮気行為を認めない場合は、「弁護士に相談して、弁護士から連絡してもらう」「通話履歴や連絡のやりとりなど簡単な証拠を突きつける」などの言動で、相手を自白に誘導させる方法もあります。

ただし、この方法は浮気の証拠を徹底的に隠す・消す、不貞行為を慎重に行うようになる、浮気相手と共有して結束力が強まる等、デメリットも伴うので、感情に任せずに、慎重に判断しましょう。

なお、個人でもできる簡単な証拠集めを目的とした浮気調査については、以下の記事で詳しく紹介しています。

 

浮気調査を自分で実行する7つの方法

浮気調査を自分で実行する7つの方法

浮気調査は自分でできる?     浮気調査は、プロの力を借り…
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慰謝料請求をする際のポイントは以下の通りです。

 

<慰謝料を請求する際のポイント>

  • 慰謝料が増減する条件を把握する
  • 証拠をできる限り集める
  • 探偵や弁護士に相談する

 

慰謝料が増減する条件を把握することで、話を有利に進めることができます。また、裁判を行う場合には、明確な証拠があると高額請求できる可能性が格段に高まります。

裁判に有利な証拠を集めたい場合や慰謝料請求をしたい場合には、プロの探偵や弁護士に相談しましょう。

まとめ

  • 浮気の慰謝料の相場は「約50〜300万円」
  • 夫婦関係を継続する場合の慰謝料の相場は「約50〜100万円」
  • 浮気が原因で別居・離婚する場合の慰謝料の相場は「約100〜300万円」
  • 浮気の慰謝料の金額は状況や要因を総合的に判断して決定される
  • 浮気の慰謝料は証拠がなくても請求可能
  • 浮気の慰謝料を請求する際のポイントは「慰謝料が増減する条件を把握する」「証拠をできる限り集める」「探偵や弁護士に相談する」