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浮気調査の料金が安すぎたら要注意!ポイントと適正価格
インターネット上には、調査料金が極端に安いことをアピールしている探偵業者がありますが、信頼できる探偵事務所か?は自分で見極める必要があります。
しかし、初めて浮気調査を依頼しようとする方にとって、探偵事務所を見極めることは簡単ではありません。
そこで、以下より信頼できる探偵事務所を見分けるポイントや浮気調査料金の適正価格などについて解説します。是非、参考にしてください。
信頼できる探偵事務所を見分けるポイント5選
探偵事務所が信頼できるかどうかは、以下のポイントを確認することが大切です。
- 探偵業届出証明書が明記されているか
- 調査前の話し合いは十分か
- 契約内容に調査人数や経費などが細かく記載されているか
- 調査報告書の納品時期は明確か
- 調査報告書の内容は正確か
①探偵業届出証明書が明記されているか
信頼できる探偵業者を選ぶ一つ目のポイントは、公式サイトに「探偵業届出証明書」の番号などが明記されているか?です。
探偵が遵守すべき探偵業法という法律では「探偵業を営むためには、各都道府県の公安委員会に届出が必須」と定められています。
届出をすると「探偵業届出証明書」が発行され、営業が許可されますが、届出を出していない場合は行政処分の対象となります。
②調査前の話し合いは十分か
調査を本格的に始める前に、事前の話し合いの時間を十分にとってくれる探偵事務所は信頼できる可能性が高いと言えるでしょう。
たとえば「成功報酬型プラン」の場合、成功報酬の条件を、お互いが納得いくまで話し合い、明確に提示してくれる探偵事務所は信頼できます。逆に、明確に条件を提示しない場合は悪質な探偵事務所の可能性も否めません。
相談をした時点で、対応が良くなかった場合や疑問に思うことが多い場合は、他の探偵事務所への相談を検討しましょう。
③契約内容に調査人数や経費などが細かく記載されているか
信頼できる探偵事務所を見極める際には、契約内容に注目することも重要なポイントです。
例えば、以下のような契約内容の場合は、悪質な探偵事務所の可能性があります。
- 調査人数が明記されていない
- 経費について記載されていない
- 調査に適切ではない人数(少人数・大人数)で見積もられている
調査に必要な人数を素人が判断することは難しいですが、浮気調査に有効な尾行や張り込みなどを伴う「素行調査」は、基本的に2人以上で実施します。2人以上が必要なはずなのに、調査員の人数が1人と記載されていた場合は、調査方法などをしっかりと確認しましょう。
素行調査については以下の記事を参考にしてください。

④調査報告書の納品時期が明確か
調査報告書の納期が明確な探偵事務所を選ぶことも大切です。
当たり前のことのように思えますが、調査が完了しているにも関わらず、調査報告書がなかなか納品されないトラブルが実際に発生しています。
一例として、国民生活センターに寄せられたトラブルをご覧下さい。
母が父の不倫を疑い、インターネットで探した探偵業者に連絡したところ、自宅に担当者が来訪し、その場で契約した。契約書には金額の記載はなく、調査員の人数と調査に費やした時間で決まるという話だった。調査が行われたのは3日間だが、120万円の請求を受けている。そのうち70万円は前払いで振り込んでいるが、残金の請求書が届いた。当初の約束では調査をしたら翌日には報告書を出すということだったが、何度も催促してようやく出してきた。また、報告書の内容がずさんだ。(受付年月:2015年12月、相談者:30歳代女性、契約当事者:60歳代女性)
出典:
国民生活センター
⑤調査報告書の内容は正確か
上記で紹介した口コミにもあるように、調査報告書の内容が杜撰な可能性もあるので、調査報告書の内容が正確か?も事前に確認しましょう。
過去の調査報告書やサンプルを見せてもらい、読むだけで現場の状況がイメージできるような具体的な内容になっているか?を確認しましょう。
その際に確認しておきたい項目の一例は以下の通りです。
▼調査報告書で確認したい項目(一例)
- 対象相手の行動の具体性
- 浮気相手の見た目や服装についての記載
- 浮気相手と会った場所や行動
- 調査時間が分単位で記載されているか
- 実際に撮影した写真
ここまで信頼できる探偵事務所を見分けるポイントを紹介しましたが、浮気調査の適正価格はいくらなのでしょうか。
以下より、浮気調査の料金や適正価格について紹介します。
浮気調査の料金の適正価格はいくら?
浮気調査の料金は「人件費」が大半を占めています。浮気調査における人件費の料金相場は「調査員2名体制で15,000~20,000円/時間(※1)」となっています。
※1:東京都調査業協会の行動調査(2005年3月末)参照
料金相場を参考に、浮気調査の料金の人件費の適正価格を以下の表にまとめました。
▼2人体制での調査の適正価格
調査時間 | 適正価格 |
1〜2時間 | 15,000〜40,000円 |
3〜4時間 | 45,000〜80,000円 |
5〜6時間 | 75,000〜120,000円 |
適正価格よりも安すぎる(もしくは高すぎる場合)は、悪質な探偵業者を疑い、実績やトラブルの有無などを確認しましょう。
なお、調査料金を抑えたい場合は、以下で紹介する「調査費用を安く抑えるコツ3選」を実践することもおすすめです。
調査費用を安く抑えるコツ3選
調査費用を安く抑えるコツは以下の通りです。
- 実績や経験が豊富な探偵事務所を選ぶ
- 複数社から見積もりをとる
- 自分で可能な範囲で調査を進めて、調査日時を絞る
実績や経験が豊富な探偵事務所を選ぶ
実績や経験が豊富な探偵事務所は、高いスキルを持った探偵が多く在籍しているので、短期間で決定的な証拠を掴める可能性が高いです。
調査費用は主に「成功報酬型プラン」「時間制プラン」「パック料金型プラン」の3種類があり、特に調査費用を抑えたい場合は「時間制プラン」を利用し、短期間で成果を上げることが重要になります。
「無料相談」などで過去の調査履歴や調査報告書を確認しておくと、実績のある探偵事務所か?を見極められます。
複数社から見積もりをとる
複数社から見積もりをとることで、金額を比較でき、1番安いところを選ぶことができます。
また「この探偵事務所では◯◯円だった」など、料金を安くする交渉材料にもなるので、できるだけ複数の探偵業者から見積もりをとりましょう。
ただし、単純に金額だけを見比べてしまうと、思わぬ追加料金が発生してしまう可能性があります。
必ず、諸経費(書類作成費、車両費など)が含まれているか?や、調査員の人数、調査時間、追加料金の有無などを確認し、総合的に比較するようにしましょう。
自分で調査を進めて調査日時を絞る
自分で調査を進め、浮気相手と会う可能性のある場所や日時を把握しておくと、短期間で調査を成功させられる可能性が高まります。
例えば「毎週飲み会に行っている曜日」「出張がある日」「友達と約束がある、と言っている日」などは有効な証拠が掴めることが多いです。
また、クリスマスやバレンタインなどのイベント前後も、浮気相手と会う可能性が高く、証拠は掴みやすいと言えます(ただし、この時期は探偵にとっても繁忙期になるため、早めに相談・依頼をしましょう)。
個人で調査をする方法については「浮気調査を自分で実行する7つの方法」の記事で紹介しているので、参考にしてください。

まとめ
- 信頼できる探偵事務所を自分で見極める必要がある
- 信頼できる探偵事務所を見分けるポイントは「探偵業届出証明書」「調査前の相談」「契約内容」「調査報告書の納品日」「調査報告書の内容」など
- 浮気調査の料金の適正価格は「調査員2名で15,000〜20,000円/時間」
- 調査費用を安く抑えるコツは「実績や経験が豊富な探偵事務所を選ぶ」「複数社から見積もりをとる」「調査日時を絞る」